こんにちは、ゆうとです。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます♪
本日は、基礎工事のときに、自分たちでもできるチェックの仕方をご紹介します!職人さんたちによるチェックに加えて、自分たちでチェックすることによって、万が一の欠陥or手抜き工事を防ぐことができますよね。
基礎工事の流れに沿って、一つひとつ自分たちには何ができるのかを確認していきましょう♪
〇基礎工事とは
基礎とは、「家などの建物からの荷重を、地面に伝えて、建物を安全に支えるための土台」のことをさします。その「基礎をつくる作業を基礎工事」と呼んでいます。
一条工務店の家を建てる場合には、地盤の地良さによって布基礎やべた基礎などから基礎の種類を選ぶことになります。わが家は布基礎を選ぶことになりました。また、基礎だけで家を支える力が足りない場合には、ソイルセメント工事などを追加して地盤の力を高める必要がでてきます。わが家の場合、ソイルセメント工事を追加することになり、約100万円の費用がかかってしまいました…
【参考リンク】地盤改良の費用は?わが家はソイルセメント工事をおこないました! ≫≫
〇地鎮祭
地鎮祭とは、家などを建てる場合に、「基礎工事が始まる前に土地の神様を祭って、工事が無事に終えられるよう祈る催事」のことです。 日本では昔から、自宅を建築する場合には、地鎮祭をおこなう習慣がありました。
わが家を建てる際には、地鎮祭を行いました。地鎮祭を行うか行わないかは、その方の考え方次第なので、絶対にやっておいたほうがいい、というわけではないと思います。。わが家の地鎮祭の参考リンクを張っておきます♪
【参考リンク】地鎮祭にかかる費用は?挨拶は必要?わが家の実施結果! ≫≫
〇地縄張り
さて、ここからが基礎工事のスタートです!
まず、地縄張りは「家の基礎をつくるために、その位置を示す縄を張る作業」です。 地面に縄を張ることで、図面通りに家の面積(各辺の長さ)がきちんと確保されているか、縄の長さを計って確認することができます。自宅の建築現場に足を運べるようでしたら、縄の長さが図面通りになっているか、事前に確認しておきましょう。
〇遣り方、砕石仕込み、捨てコン
遣り方をおこなうことで、「基礎をつくるための簡単なつくりの型枠」ができあがります。その中に砕石(砂と石が混ざったようなもの)を入れて、転圧(締め固め)していきます。転圧が終わると、ある程度の量のコンクリートを打ちます。
このときに注意しておきたいのは、転圧が不十分だと、家が傾いたりする原因にもつながります。何度も何度も転圧し、しっかりと締め固められているかを見ておきましょう。
〇外周型枠組み、鉄筋組み
遣り方を終えると、次にその外周にコンクリートを流し込むためのしっかりとした型枠をつくっていきます。家の土台となるコンクリートを流し込む前には、鉄筋がきちんと上に向かってまっすぐに組まれているかをチェックしておきましょう。
〇コンクリート打設、養生
いよいよ家の土台となる、基礎コンクリートの打ち込み作業が始まります。このコンクリート打ち込みのときには、きちんとバイブレータという機械を使ってコンクリートの中の空気を抜いているかがポイントとなります。
バイブレータは、ゾウの鼻のような機械です。コンクリートに振動を与えてコンクリートの中に含まれている空気を取りのぞくことができます。バイブレータを使わずに、コンクリートの中に空気が含まれたままだと、充分な強度がでないので、とても重要な作業となります。
万が一、作業員がバイブレータを使っていないようでしたら、必ず確認しておきましょう。
〇型枠外し
基礎工事の最後には、型枠を外すタイミングが重要となります。コンクリートを打設してから、最低でも4日以上は時間を空けているかをチェックしましょう。コンクリートは打設後に、日に日に強度が増していきます。打設した直後と、一週間後、一か月後では、時間が経てば経つほど強度が高まっている状態になります。
また、型枠を外した後は、上棟までしばらく養生しておくことになります。上棟までは、木材などにブルーシートをかけて、雨水などによる腐食を防ぎます。ブルーシートのつなぎ目がきちんとテープなどでふさがれているか、鉄筋が出ているところがきちんとふさがれているかなどをチェックしておきましょう。
〇さいごに
基礎工事の作業はいくつかの段階に分かれているので、その作業ごとにチェックできることをしておきましょう。
- 地縄張り ⇒ 縄の長さが図面に記載された家の長さと違わないか
- 遣り方、砕石仕込み、捨てコン ⇒ 締固めが不十分でないか
- 外周型枠組み、鉄筋組み ⇒ 鉄筋が曲がっていないか
- コンクリート打設、養生 ⇒ バイブレータを使っているか
- 型枠外し ⇒ 養生がきちんとされているか
家が建った後は、基礎がどのようにつくられたのかを確認することはできません。基礎工事の段階で、自分の目で確かめるというのも大事なことですよね。
最後に、家に欠陥が見つかってしまった場合の対応をご紹介します。
横浜市都筑区のマンションの基礎杭がきちんと地盤に届いておらず、マンションが傾いてしまい、マンション自体を立て直すことになってしまった事件は、まだ記憶に新しいですね。
このような欠陥の建物に対して、きちんと補償する制度を定めた法律が「住宅瑕疵(かし)担保履行法」です。2009年の10月から、すべての新築住宅に対して、補償を受けられるようになりました。
また、万が一、売り主側が倒産してしまった場合にも、引渡し後10年以内なら、供託先や保険法人から補償金を受け取ることができるようになりました。 しかし、このような制度ができたにも関わらず、いまだに欠陥住宅がなくならないことはとても残念なことですね。。
もしも万が一、欠陥住宅だった場合の対応は、以下の流れをとります。
- お住いの地域の消費生活センターに相談する
- 建築関係機関で欠陥を明らかにしてもらう
- 補修請求、損害賠償請求、契約解除請求の手続きをとる
購入した住宅の「建設住宅性能評価書」を取得しているなら、住宅紛争処理機関に、1万円の申請料を支払うことで、弁護士がトラブルを解決してくれます。万が一のときには、ぜひこの制度を利用したいものです。 一生で一番の買い物であるわが家がそんな事態になることは想像したくはありませんが、欠陥住宅だった場合、どのような対応をとればよいかは知っておいて損はないですよね。
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