近い将来、電線が無くなるかも?

鳥フンの被害を防ぐ!電柱や電線に無料でできるたった1つの対策

こんにちは、ゆうとです。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。

みなさんは、玄関やベランダの手すり、駐車場に停めてある車などに、鳥のフンが落ちてきて困ったことはありませんか?

家の近くに電柱や電線があると、鳥のフンが落ちてくるかも…とソワソワすることってありますよね。実は、そんな鳥害を簡単に減らせる方法があります。今回は、『無料』でできる鳥害への対策方法をご紹介します。

〇鳥害とは

鳥害は、大きく4つの種類があります。

  1. 感覚被害(鳥の鳴き声、羽音による不快感)
  2. 生活被害(鳥フンによる不衛生、農作物への被害)
  3. 景観被害(看板などへのフン、巣がつくられる)
  4. 健康被害(鳥インフルエンザなどの感染症、病原菌のばらまき)

1の感覚被害では、『朝起きるとカラスの声がたくさん聞こえて不快』、『高圧電線などにたくさんカラスがとまっていてうるさい』など、音による被害がメインになってきます。毎日、カラスの鳴き声を聞いていると、イライラしてしまうこともありますよね。

2の生活被害は、実は、4つの中で一番多い被害になります。なんと、鳥害被害の全体の約8割を占めているとのこと。身近な問題として、困っている方がたくさんいらっしゃるということですね。家の前の道路や屋根、ベランダの手すりなどに鳥フンがついていると、とても残念な気持ちになってしまいます。

道路上に落ちている無数の鳥フン。冬場は雨が少ないため、水洗いしない限り残っている。
道路上に落ちている無数の鳥フン

3の景観被害では、自営業をおこなっている方のお店の看板にフンをかけられてしまったり、家の軒下や玄関ポーチなどに巣をつくられてしまって、外観を損ねてしまう被害です。何度も何度も洗ったり、巣を駆除したりする手間が出ると、本当にストレスが溜まります。

4の健康被害もとても心配な被害になります。ハトやカラスなど野生で生活している鳥フンには、さまざまな病原菌や細菌がふくまれています。乾燥した鳥フンの粉末を吸い込んでしまうことで、ぜんそくなどのアレルギー反応が出てしまう場合もあります。とくに、妊娠されている方は、胎児への影響を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。

このように、鳥フンにはさまざまな被害があって、とても困ってしまいますよね。

  • 鳥フンをご自身で掃除、対策するときの注意点

ご自身で鳥フンを掃除するときには、つぎの点に気をつけましょう。

まず、かならず手袋やマスクを(できれば目を守るためのゴーグルも)着用しましょう。絶対に鳥フンには触らないように気をつけてください。乾燥した鳥フンをそのままブラシなどでこすると、舞い上がった粉末を吸ってしまったり、目に入ってしまう恐れがあります。

また、乾燥した鳥フンには、アルコールスプレーやキッチン用漂白剤などをかけて、湿らせてから掃除することをおすすめします。車などについてしまった鳥フンは、専用のクリーナーをかけて取り除きましょう。拭き取る時には、キッチンペーパーや使い捨てのふきんなどを使います。拭き取った後は、ゴミ袋に入れて、完全にクチをしばって密封しましょう。

このように、毎回毎回、掃除するにはかなりの手間が必要ですよね。その他、自分でできる対策としては、『防鳥ネット』や『鳥が嫌いな反射板』をとりつけたり、『鳥が嫌う匂いのスプレー』をかけたりといった方法がありますが…

どの方法も、ご自身の手間と費用がかかったり、長期間の効果が得られなかったりと、コスパ面で課題があったりもします。

では、どのようにすれば、手間とコストをかけずに鳥フンによる被害を少なくすることができるのでしょうか。

〇たった1つの対策

鳥フンの被害をできる限り少なくするには、家の近くにある電柱や電線に、徹底的に鳥害対策を施すことが効果的です。そのためには、『電力会社や通信会社へ鳥害対策を依頼』することをおすすめします。

電柱や電線は生活するうえで必要不可欠なものです。電力会社や通信会社のおかげで、日々の生活がとても豊かになりました。その何気ない当たり前の日常を過ごせることには、感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。

その一方で、電柱や電線を管理する会社には、そこで暮らす住民に、安全かつ安心な生活を送れるようにする責任もあります。電柱や電線があることによって、地元住民が鳥害を受けてしまうことはあってはならないのです。

電柱には数多くの電線が張り巡らされている。電力会社とNTTの2種類がメイン。
電柱には数多くの電線が張り巡らされている。電力会社とNTTの2種類がメイン。

ここで、電力会社や通信会社に鳥害対策を依頼するときの注意点があります。それは、

  • 自社の管理している電柱や電線のみ対策できる
  • 申し込みのあった土地の範囲のみ対策できる

ということです。電柱や電線は、『電力会社のみ』、『通信会社のみ』、『電力会社と通信会社が一緒になっている』など、さまざまなケースがあります。

〇申し込み方法

電力会社や通信会社への鳥害対策の申し込み方法は以下のとおりです。

  • 管理会社へ連絡する

まず、お住いの最寄りの管理会社(電力会社やNTT)のカスタマーセンターに電話連絡をします。『電柱や電線に鳥がとまって、鳥フンによる被害を受けている』旨を伝えてください。インターネットからの管理会社の鳥害対策申し込みページを紹介してくれます。

  • 管理会社のホームページから申請する

次に、管理会社のホームページから、鳥害対策の申し込みをおこないます。自分の氏名や住所、連絡先、被害状況等を入力します。その際には、自宅近くの電柱番号を入力する必要があるので、事前に電柱番号を確認(画像を撮っておく)しておいた方が効率的です。

電柱には電力会社と通信会社の管理番号が付いている。
電柱には電力会社と通信会社の管理番号が付いている。
  • 後日、立ち合う日時を調整する

申し込みが完了すると、後日、カスタマーセンターから電話がかかってきます。立ち会える日時を調整するための連絡です。希望する日時を伝えて、管理会社との立会日を決めます。

  • 立ち合い、対策内容を検討する

管理会社の工事担当者と立ち合います。電柱や電線にどのように対策するのか、どのようにすれば効果的なのか、といった内容を相談しながら決めていきます。立ち合いの最後には、管理会社が持参してくる書類に『申請者が対策の内容を承諾した』という旨の署名をおこないます。『言った、言ってない』のトラブルを防ぐためとのこと。

  • 対策を施工する

後日、電柱や電線に鳥害対策を施してくれます。申請者が在宅している必要はないので、不在にしていても大丈夫です。

対策が終わった後に現地を確認してみると、電柱や電線に鳥がとまれないような細いワイヤーが取り付けられていました。申請者の土地に面しているところのみが対象となり、他人の土地に面しているところは対象外となります。

〇対策後のようす

電柱や電線に、鳥がとまれないような細いワイヤーのようなものを取り付けていました。大きい黒色のクリップで、電線どうしを束ねていくような感じです。細いワイヤーが一番上になっていて、線が細すぎて鳥がとまれなくなる仕組みのようです。

電線に細いワイヤーのようなものを取り付けていく。大きな黒色のクリップで挟んでいくイメージ
電線に細いワイヤーのようなものを取り付けていく。大きな黒色のクリップで挟んでいくイメージ

〇感想

電力会社などの管理会社に鳥害対策をしてもらってからは、鳥フンによる被害がかなり減りました。それでも、完全に0にできたわけではありませんが…無料で、かつ、丁寧に対策していただいたので、管理会社の作業していただいた方々には、大変感謝しています。

ちなみに、鳥害対策をしたことで、電線の見た目も大きく変わったと感じました。対策後の方が、大きな黒色のクリップ?がたくさん並んでいる外観になります。そのような見た目が気になる方は、『あえて対策しない』という選択もありなのかなと感じます。

右手が対策後。左手が対策前。対策後の方がガチャガチャしている印象。
右手が対策後。左手が対策前。対策後の方がガチャガチャしている印象。

〇まとめ

いかがでしたか?今回は、「無料ですぐにできる鳥害対策」についてご紹介しました。電柱や電線からの鳥フンに困っている方がいらっしゃれば、電力会社や通信会社に対策をお願いしましょう。

※追記:新型コロナウイルス感染症が流行しています。ご自身や管理会社職員の感染予防のためにも、当面の間、管理会社への依頼自粛の配慮が必要となります。

最後に、電柱や電線の鳥害対策をほどこしても、鳥フンによる被害を『0』にはできないことはあらかじめご承知おきください。また、鳥害対策することによって、電柱や電線の見た目も変わります。家の近くの電線もふくめて、外観が損なわれるのを気にされる方は、注意が必要かもしれません。

家の玄関先や自家用車などに鳥フンが落ちてきて困っている、すこしでも鳥害の被害を軽減させたい、とお考えの方は、ぜひとも参考にしてみてください。

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