不動産(土地)にも相続税がかかる。対策によっては税金の負担を減らすことができる。

デュアラーってなに?2拠点生活を楽しむ人のことです!

こんにちは、ゆうとです。本日は、近年増えている『デュアラー』についてご紹介します。みなさんはアムラーならぬ、『デュアラー』という言葉を聞いたことはありますか?

私はいままで知らなかったのですが、先日、新聞を読んで初めて知りました。人生の選択肢が広がる内容だったので、この場でご紹介させていただきます。では早速、デュアラーとは何なのか、確認していきましょう。

〇デュアラーとは

デュアラーとは、『2つの拠点での生活(デュアルライフ)を楽しむ人』のことをさします。昔で言えば、お金持ちが『自宅と別荘』『自宅とセカンドハウス』をもつようなイメージですね。近年では、若者や子育て世代、都会のサラリーマンなど、経済的には一般的な層でもデュアルライフを求める人が増えているそうです。

日本の人口は毎年のように減少が続いている一方、東京などの大都市では人口増加が続いています。特に、そのような都心型の暮らしを送っている場合、「地方にふるさとが欲しい」「自然が多い環境で癒されたい」「子どもをのびのびと育てられる環境が欲しい」と考えることが多くなるようです。

〇デュアラーは6つのタイプ

デュアルライフは、以下の6つのタイプに大別できます。

  • 趣味を満喫

海沿いでのサーフィンや、山間部での自宅菜園などの趣味を続けるために、デュアルライフを楽しむケースです。定期的に通う場所があるため、賃貸住宅を借りたり、複数人で安い部屋をシェアしたりして、2つめの拠点を持ちます。

  • 自然大好き

自然を満喫したり、自分の時間をのんびりと過ごしてデュアルライフを楽しむケースです。都心部に勤めているサラリーマンやOLなど、満員電車での疲れや都会の閉塞感から距離を置きたいと考える方が増えています。

  • ふるさとが欲しい

都会で生まれて、そのまま都会で育った場合、田舎へのあこがれが強まる傾向が多いそうです。また、自分自身や配偶者のふるさとに愛着がある、地域の方々とふれあいながら生活を送りたいと考える人向けのケースです。

  • プレ移住

『仕事を定年した後、田舎に家を建てて、自給自足で暮らしてみたい。でも、いきなり移住して失敗しないだろうか?』と考える人が、畑付きの借上施設で生活を試すケースです。団塊の世代前後の層が増え続けているようです。

  • 子育て

自然の中で、のびのびと子どもを育てたいと考える人が選ぶケースです。都会にない自然とたくさん触れさせたり、地域の方々とふれあいながら生活することで、子どもにいろいろな価値観を伝えることができます。

  • 地域貢献

仕事で培った知識と経験を、地方の人手不足の環境を通して、地域貢献したいと考える人向けのケースです。最近ではそのように考える若者が増えているとのこと。都心部ではなかなかつくることができない、地域の人とのかかわりをもつことができます。

デュアルライフでは家庭菜園も夢ではない
デュアルライフでは家庭菜園も夢ではない

〇かかるコスト

デュアルライフを送るためには、これまで『高額な費用をかけて、別荘やセカンドハウスを買う』という選択肢がメインでした。しかし、近年ではさまざまな選択肢がうまれてきています。

  • 安く買う

今後も人口減少が続いていく日本では、全国的に空き家が増え続け、特に地方では土地の価値も下がっていくことが予想されています。地方ではすでに、広い土地付きの古民家でも数百万円で買えるケースも出てきています。土地の資産価値を狙って買うというよりも、自分の趣味嗜好を満足させるために、破格の値段でセカンドハウスを買うというケースです。複数人で購入すれば、一人あたりの費用をさらに下げることもできます。

  • 借りる

 地方では月1~3万円で借りられる古民家も多くみられるようになり、借りるという選択肢を選ぶ人も増えています。最近では、複数人で暮らすシェアハウスや宿泊施設付き貸農園などの人気が高まっています。

  • 泊まる

 地方の宿泊施設や古民家に泊まるだけなら、1泊あたり数千円と、毎週末に通っても月あたり数万円でコストを抑えることができます。買って所有する、という考えから、借りたりシェアしたりした方が効率的。と考える人も増えてきました。

  • 買う&貸しだす

 別荘や古民家などを買って、夏季休暇や冬期休暇などある特定の期間だけ自分で使い、その他の期間には貸し出すといったケースです。民泊などで提供することによって、かかるコストをさらに下げることができます。

〇感想

 別荘やセカンドハウスは、『とてもお金がかかるし、庶民の私には手の届かないもの』というイメージを持っていました。でも、いまの日本では、空き家増加や人口減少といった問題から『デュアルライフを楽しむことができる可能性が高まっている』ということを初めて知ってとてもビックリしました。

現状、一条工務店で建てたわが家の性能にはとても満足しています。(笑)なので、セカンドハウスで快適に暮らすという方向性よりも、自分の趣味や子どもの社会勉強のために、一つのツールとしてデュアルライフの可能性を探していこうかな?という想いが出てきました。

自然が多い環境で、地域の方々と触れ合いながらのびのびと子育てしたい、という考えには大賛成です。また、わが家は広い庭を持てなかったので、畑や家庭菜園などを楽しむ生活にはとても憧れてしまいます。。低コストで自宅以外の生活を楽しむことができるなら、デュアルライフという選択肢もアリかもしれませんね。

〇まとめ

2拠点生活(デュアルライフ)を選ぶ人たちが年々、増え続けています。その背景には、趣味を満喫したり、子育てしやすい環境を求めたり、定年後の生活を送るためのツールとしたりと、さまざまなニーズがあることが分かりました。

また、そのような需要が増えている一方で、日本が抱えている空き家増加や人口減少といった問題も影響しています。地方では古民家などを安く買ったり、借りたり、宿泊することができるため、昔よりも別荘やセカンドハウスを持つための負担が下がってきているようです。また、複数人でシェアしてコストを抑えるといった考え方も、イマドキではないでしょうか。

負担を抑えながら『自分の満足度を上げるため』、『子どもの教育のため』と割り切ったコストととらえて、デュアルライフを楽しむ可能性が増えてきているのかもしれません。

最後に、デュアルライフを始めた人向けのアンケート調査では7割以上が『生活の満足度が上がった』、『心にゆとりができた』、『新しいことに挑戦する機会ができた』といった回答があったそうです。

モノは試しに、人生の選択肢を広げながら、『デュアルライフの楽しさ』を探してみても良いかもしれませんね。