こんにちは、ゆうとです。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
一条工務店で建てた家は、全館空調&全館床暖房が採用されているため、『室内が冬場にとても乾燥する‼』という話を耳にされたことがありませんか?実際に暮らし始めてみた感想は…『想像以上に、めちゃくちゃ乾燥してます(笑)』
加湿器を使わなければ、外の空気並みの20~30%の湿度状況になってしまいます。
そのため、家中に加湿器を使って湿度を保とうとするわけですが、注意も必要です。加湿器をフル稼働させて湿度を高めすぎると、朝方に結露ができてしまうのです!そのような窓枠にできた結露を放っておくと、家中がカビだらけになってしまいます…。
本日は、結露でカビだらけの家にならないための「冬場の結露を予防する、ハニカムシェードの使い方」について、ご紹介します!
〇一条工務店の窓の仕様
一条工務店の窓の仕様には「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」が採用されています。平成26年に、環境面に配慮し、技術的な貢献があった製品に贈られる「製品・ビジネスモデル部門」の省エネ大賞を受賞しました。
この窓は、一言でいえば「3層のガラスを重ね合わせて、ガラスとガラスの間には熱を通しにくいガスが入っている窓」です。外気からの熱が伝わりにくい上に、防犯性能も高めることができています。
一条工務店のホームページでは、次の5つのメリットを挙げています。
- 暑い日も寒い日も、快適を保つ
- 冷暖房費が、お得になる
- 泥棒から、家族を守る
- 音を入れない、漏らさない
- 気になる紫外線を、99%カット
実際に住んでみた感想としては、上の5項目は安心材料になっていて、とても快適に過ごせています。特に、1と2の断熱性と、4の音を漏らさない点は驚くほどです。
冬場は床暖房であたたまった空気が外に逃げにくく、夏場はエアコンで冷やした室内の空気が外に逃げていないことを実感できますし、なにより光熱費が抑えられているのが助かります。また、テレビの音や、子どもの泣き声などが外に漏れにくいので、周辺の環境への影響を気にしなくて済むため、ストレスを感じることがありません。
〇ハニカムシェードとは
窓の室内側には、「ハニカムシェード」が採用されています。ハニカムシェードとは、蜂の巣の穴(=ハニカム構造)のような形でできた上げ下げ式のロールスクリーンです。このハニカムシェードを使うことで、断熱性能の高い窓と併せて、より断熱性能を高めることができます。
一般的な窓とトリプル樹脂サッシの窓との温度変化を比べた場合、トリプル樹脂サッシの方が室外気温の影響を受けにくいと一条工務店のホームページに紹介されています。
また、トリプル樹脂サッシの窓に、ハニカムシェードを下ろした時の方が、窓のみの状況よりも、さらに室外の影響が少なくできるとのこと。
このように、一条工務店で建てる家は、「トリプル樹脂サッシの窓」と「ハニカムシェード」を合わせて使うことで、抜群の断熱性を保つことができています。
〇結露ができる原因
さて、断熱性能が高い一条工務店の窓でも、結露は発生してしまいます。そもそも、なぜ結露はできてしまうのでしょうか?
結論からすると、結露の発生する原因は、「室内の湿度の高さ」と「室内と室外の気温差」にあります。
空気中には、目には見えませんが、多量の水分が含まれています。外気温または室温が高ければ高いほど、空気中にふくまれる水分量が多くなります。夏場は気温が高いので、空気中に蓄えておける水分量が多くなり、湿度が高まるわけですね。一方、冬場は気温が低くなるので、空気中に蓄えておける水分量が少なくなるため、湿度も低くなります。
冬場(特に朝方)は外の気温が低くなっているため、窓が冷やされます。すると、窓の室内側の空気が冷やされて、空気中に蓄えておく水分量が少なくなってしまい、余った水分が結露として水滴になってしまうのです。
一条工務店の窓は断熱性能が高いとはいえ、冬場の外気からの影響を0にすることができません。ハニカムシェードを床まで閉めておいた場合、窓とハニカムシェードの間に溜まっている空気がすぐに冷やされてしまいます。そのため、空気中に蓄えておける水分量が少なくなってしまい、余った水分が結露になってしまうのです。
〇結露の予防対策
では、どうすれば一条工務店の家で発生する結露を予防することができるのでしょうか。対策としては、次の2つがあります。
- ハニカムシェードを床まで下げない
冬場は、ハニカムシェードを床から20~30cmほど開けておくことをおすすめします。
ハニカムシェードを床まで下げておくと、窓とハニカムシェードとの間に溜まっている空気の逃げ道がなくなってしまいます。ハニカムシェードを少し開けておくことで、窓とハニカムシェードとの間に溜まった冷やされた空気を逃がすことができるようになります。窓の近くの室内の空気を冷やしすぎないことで、結露の発生を(すべてではありませんが)おさえることができますよ。
ただ、少しすき間を開けておくデメリットとしては、お察しのとおり、締め切った場合と比べると断熱効果がおちます。そのあたりの兼ね合いは、それぞれのご家庭の価値観によってくるところですね。
- 室内の湿度を上げすぎない
また、一条工務店の家は、冬場は乾燥しやすいので、加湿器を大量に使うことになります。湿度は40~45%程度となるように調整しましょう。それ以上に湿度を高めておくと、空気中にふくまれる水分量が多くなりすぎて、水分の逃げ場がなくなってしまい、結露ができやすくなってしまいます。
〇まとめ
一条工務店で建てた家では、冬場にはつぎの2つの対策をしておくことをおすすめします。
- ハニカムシェードを床から20~30cmほど開けておく
- 加湿器で加湿しすぎない(湿度は40~50%程度に)
営業の方によっては、この「ハニカムシェードを少し開けておく」話をしてくれる場合があるようですが、ほとんどは、こちらから聞かないかぎり教えてくれません。
一条工務店の窓もハニカムシェードも、高い断熱性能にはなっていますが、それでも冬場の外気からの影響はうけてしまいます。断熱性能を過信しすぎずに、自分たちにできる対策もおこなうことで、より快適に暮らす環境をつくることができそうです。
このような心がけ一つで、家をカビから守ってあげたいですよね♪
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素朴な疑問なんですが、室内の湿った空気を冷たい窓に直接当てる方が結露は発生しやすいのでは?
仮に、ハニカムシェードと窓の間がほぼ密閉されていた場合、そこの空気層は温度湿度が大きく変化しないままになり、結露しにくくなるはずです。これは複層ガラスの原理と同じです。
>あ様
この度は、コメントいただき、また、ご配慮いただきありがとうございました。あ様がおっしゃられる通り、室内の湿った空気を冷たい窓に直接当てる方が結露が発生しやすい気もします。改めて、複層ガラスの原理を勉強させていただき、ブログにも反映できることがあれば反映させていただきます。