長期金利の状況

変動金利と固定金利の選び方!長期金利が急上昇中!

こんにちは、ゆうとです。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。

先日まとめた記事に引き続いて、「長期金利の動向」についての情報提供です。

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〇最近の金利動向

先日9月27日に、「日銀が長期金利の上昇を黙認!住宅ローン金利が上がっていきそうです!」という記事を書きました。変動金利と固定金利の切り替えの考え方などは、そちらの記事にまとめてありますので、ぜひご参照ください ↓ ↓

【参考リンク】日銀が金利上昇を黙認!住宅ローン金利が上がっていきそうです! ≫≫

あれから1週間が経ちましたが、継続して長期金利の上昇傾向が続いています。

長期金利の状況
長期金利の状況

先日の記事の時点では、長期金利は0.125%だったのですが、この一週間で0.155%まで上がって、0.03%も上昇しました。この上昇傾向が続けば、当然ながら来月の住宅ローン金利にも影響が出てきそうです。もし今月中までに引渡しの調整ができるのなら、来月の住宅ローン金利が上がってしまう前に、今月の金利で確定させてしまった方がよさそうです。

〇金利上昇の理由

この長期金利の高さは、日銀がマイナス金利政策の導入を決めた2016年1月29日以来になります。それだけ高い水準まで金利が上がってきているということです。

なぜ、こんなに長期金利があがってきてしまったのでしょうか?その背景には、日銀が超低金利政策の方向性を修正したことがあげられます。

日銀は2016年9月以降、長期金利を0%程度に抑えるようにしてきました。しかし、最近では国債の取引が激減しているため、今年の7月末に金利が上昇することを容認したのです。そのため、これまで設定されていた長期金利の変動幅を上下0.1%から上下0.2%まで引き上げたことで、金利が急上昇してしまいました。

一方で、海外に目を向けると、アメリカなどでも長期金利が上昇し続けています。この世界的な金利の上昇傾向が続けば、今後も日本の長期金利への影響は避けられません。

〇変動金利の注意点

住宅ローンの全期間固定金利と変動金利を比べると、変動金利は低金利で住宅ローンを組めるので、とても魅力的です。実際、わが家も変動金利で組もうか迷いましたし、住宅ローンを組む人の約6割が変動金利を選んでいます。

ただ、メリットの多い変動金利ですが、現在のような金利上昇傾向にある時には、少し注意が必要だと感じています。

変動金利を選ぶ理由として、ハウスメーカーの営業の方から「金利が上がってきたら、固定金利に切り替えればいいですよ~」という話があったから。ということをよく耳にするのですが、本当にそのようにうまく切り替えられるのでしょうか?

今後、変動金利がじわじわと上がっていって、たとえば現在の0.5%前後から1%程度まで上がっていたとします。実際、1%程度なら現在の全期間固定金利と同じ程度なので、返済にも困らないかもしれません。

ただ、その状況では、全期間固定金利も同じように(それ以上に)上がっています。さらに金利が上昇して、変動金利でさえも1.5%、2%まで上がってしまったら。。

そのように金利が上がってしまっている状況で、まだ大丈夫、まだ大丈夫、と変動金利から固定金利にスムーズに切り替えられるのでしょうか。現在の時点で、固定金利だと家計が厳しいから変動金利を選んでいる、というご家庭がもしもいらっしゃれば、すでに注意が必要な段階にきているのではないでしょうか。

〇まとめ

まず、このような金利の記事を書くのは「変動金利を選んだ方の不安をあおっているわけではない」ということをご承知おきください。

一番お伝えしたいことは、「低金利が魅力の変動金利。どのタイミングで固定金利に切り替えるのか、ということを事前に考えておくのが大切なのでは」ということです。変動金利を選ぶ際には、共働きで世帯収入を上げたり、充分な貯蓄がある場合には、金利上昇のリスクをカバーする方法もあるかと思います。

銀行や不動産屋の立場としては、一件でも多く契約をとりたいし、私たち消費者に金利上昇のリスクを負ってもらいたいので、変動金利を推してきます。一方で、期間固定金利や全期間固定金利を選ぶということは、私たち消費者が契約時から高めの金利で支払うことで、銀行に金利上昇のリスクを負ってもらうことになります。

金利の動向は、専門家でさえも予測できず結果論でしかありません。なので、もしも金利が上がり続けてしまった場合の対策として、変動金利から固定金利への切り替えのタイミングを事前に検討しておく、ということも対策の一つだと考えています。

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